来世ではちゃんと愛されます

咲かないバラ、ただ野茨

気持ち新たに新年

2023年が始まった。年越しの瞬間は仕事の疲れでうつらうつらしていた。推しyoutuberのライブを見ながら新年を迎えた。日付が変わったところで布団に入って寝落ち。推しのライブは最後までは見なかった。

 

明け方に起きてやっとお風呂。2022年の疲れをまずは洗い落とした。風呂上がりにご来光を拝めるかと思ったけど、お風呂を出たらもう遠くのビルの上まで太陽高度が上がっていた。それでもオレンジ色の光を数分拝んでお正月気分。

お風呂上りに、昨日の仕事帰りに持ち帰った制服やらを洗濯。外は良い天気だったので近所の神社に初詣。

去年引っ越した(転職した)ので初めて来る神社。噂にそんなに有名じゃないよと聞いていたけど、初詣客もそこそこいたし、神社の氏子によるおみくじや破魔矢の販売くらいはしていた。でも出店が出るほどじゃないそんな神社。

去年までの厄を落とすべく、昨年までにいただいたり購入した御神物を預けた。参拝は無心で祈る。並ぶほどでもないので一人でいても安心できた。

帰りに御神物を授かるべく、初穂料を氏子様に渡して受け取る。これが今年最初の人との会話。

 

あとはしまむらによって暖かそうな服を買って帰った。今年は燃料費が上がっているので着込まないと。あと去年までの服を捨てたかった。これも厄落とし。

結局初売りというか、ただの型落ちの値引き品をと定価品をいくつか買ったのでお得感は無かった。

 

 

帰りにスーパーに立ち寄って割引になっているお蕎麦を買って帰宅。正月からお勤めご苦労様です。

 

年越しそばを食べて、部屋を少し整理して、カレンダーをめくって、新年が来たことを実感した。お茶を飲んでゆったりと落ち着く。

年初から外出に片付けにと大晦日と元日のミックスデーを過ごしたけど、総じて落ち着いて過ごせた。

今年は穏やかに、だけど一生懸命にがんばりたいなぁ。

 

 

 

 

 

一年の終わりに光の筋を見た -2022年の振り返り-

2022年ももうすぐ終わり。去年の暮れと違い、少し暖かいところにいる。
去年~今年の途中までいたところはなんだか風が強くて、天気はいいのに寒く感じた記憶がある。

今年を振り返ろうと思ったのだけど、初春のことは何も思い出せない。去年の暮れは何をしていたのか。今年の年始は何をしていたのか。正月何を食べたのか。部屋に家具があったのかなかったのかも思い出せない。

 

寒さをどうしのいだのかも思い出せない。例年、湯たんぽを抱いて寝るのだけど、湯たんぽを出した記憶もない。どんな服を着ていたのだっけ。

 

真っ暗とも真っ白とも言えない、無色のようなグレーでもあるような曖昧な記憶と感情が缶コーヒーの最後の数滴程度と同じくらいだけある。

 

そうだ、現実逃避したくて、正月は小説を読みふけっていたんだっけ。

 

その後、春が来る頃には転職活動を始めた。このままだとやばいと思ったし、命がなくなると思った。結局命は残ったけど、内面は沸騰した泥水みたいに汚くてぐちゃぐちゃになった。毎日すり鉢で潰されるような、フードプロセッサで触感の無いペーストを作るようなそんな日々だった。そんな日々、今年の出来事なのか、去年の出来事なのかさっぱりわからない。

 

梅雨のころには奇行が増えてた。家に帰らず徘徊したり。散歩なんてかわいいものじゃなかったと思う。頻度も回数も時間も。自分の中では気分転換のつもりだったけど、おかしくなった自分に操作されていた自分もいたかもしれない。あっちが本当の自分かなぁ。

 

盛夏のころには働けなくなった。自分の中では制度をうまく利用した休暇くらいの感じに斜に構えていたけど、今思えばあの状態は普通じゃなかった。結局働かなかったっていう事実だけは間違いない。

経済的に苦しくて、精神的にも苦しかったけど、働いているよりはましだったと思う。

そのころ身内に不幸があって、なんだか余計にいらいらしたり、久しぶりに会ったおじさんに励まされたりしたっけ。

 

春に始めた転職活動はそれどころじゃなかった。参っている自分には徘徊くらいしかできなかったから。うまくいかないことの方が多かった転職活動だった。でもなんとか働き先を見つけて、秋の終わりから働き始めた。

 

きれいなオフィス、食堂、自販機。まともな上司、人間。社会に復帰できそうな気がした。久しぶりの労働も苦ではなかった。

 

なんなら毎日楽しい。良い意味の刺激がある。トラウマや恐怖心もあるけど制御できる範囲内に収まっていると思う。

 

そうやって働いていたら、あっという間に年末が来た。今日で仕事納め。今夜は湯たんぽを抱いて寝る。

来年は正社員になる。大変なことや面倒もあるだろう。今年を振り返ると後ろは真っ暗。来年の方を見ると明るい光の筋が見えている気がする。今年を生き延びた。来年は小さな火でいいから。自分の命に火を灯して命を燃やしたい。